ということで今回はスミ入れをした後に拭き取ると周囲がにじんでしまう現象についての記事になります。
解決方法やそもそも論などもあるので参考程度に見ていただければと思います。
スミ入れとは
まずスミ入れの説明をします。
ガンプラなどのプラモデルにおいてパーツのモールド部分(パーツの溝など)に墨(ブラックやグレー)を流し込んでメリハリをつける塗装作業の一つです。
- エナメル塗料の流し込み
- ガンダムマーカーでの塗装
- シャーペンで描きこむ
などといったやり方があります。
スミ入れのやりかた
今回は【エナメル塗料流し込みタイプ】を使用してスミ入れをしている想定で話を進めます。
理由としましてはエナメル塗料での流し込みにおいて滲むことが多いからです。
(※ほかのやり方の詳細に関しては別記事を書く予定です)
こういうやつ↓。
はみ出た部分はエナメル溶剤をしみこませた綿棒などで拭き取ります。
この時ににじんでいることが多いです。
スミ入れがにじむ原因(今回のテーマ)
ではなぜスミ入れがにじんでしまうのでしょうか?
先ほどの画像ではきれいに流れています。
原因は、つや消しで塗装したパーツに墨入れを行っているためです。
つや消しだと駄目な理由は表面がざらついているからです。
皆さんは洋服にこぼしたカレーとテーブルにこぼしたカレーどちらが掃除しやすいですか?
もちろんテーブルですよね。
テーブルは苦労することなく拭き取れると思います。
ですが、洋服についたカレーは表面は拭き取れますが黄色いシミとなって残ることでしょう。
これと同じことがガンプラのパーツで起こっています。
テーブルを光沢、洋服をつや消しとして考えます。
つるつるのテーブルは楽に掃除でき、洋服はシミになっています。
つや消し塗装は光沢に比べてマットな感じになりますが、表面がざらついているのでそこに流し込み塗料が流れ込みにじんでしまうのです。
対策
それでは対策を見ていきましょう。
どうしてもつや消しで仕上げたい場合、自分は以下のような方法をとりました。
- 光沢で塗装→スミ入れ→つや消しトップコート
- 半光沢で塗装→スミ入れ→つや消しトップコート
- つや消しで塗装→光沢トップコート→スミ入れ→つや消しトップコート
今まで、つや消し塗料をメインにしていたのですが滲むということもあって、光沢、半光沢を使うようにしてみました。
また、つや消しで塗装しても光沢トップコートの上からなら滲むことなくスミ入れ塗料を流し込めるので、その後つや消しトップコートを吹くなどしています。
少し手間が増えますが。。。
まとめるとなるべく光沢表面(つるつる)にしてから、スミ入れすれば滲まないです。
まとめ
自分はつや消しホワイトで塗るまで気が付かない現象でした。
塗料が濃すぎるのか、塗料が古いのかいろいろ悩んだのですが、そもそもつや消しにスミ入れはにじむってことでした。
まだまだ技術不足なところもありますがちょっとずつ理解していけたらなと思います。
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